まず主審サイドのコーナーキックであればコーナーアークに正しくボールがセットしているかを確認します。
ペナルティーエリアの中にはいません。一度、コーナーアークよりに動き、ペナルティーエリアのラインの外寄りに位置します。
副審サイドのコーナーキックでのボールセットは副審が管理します。
ボールがセットされた後はペナルティーエリアを中心に争点となる部分も監視します。
ボールが蹴られる前に接触プレーなどがないかを監視します。
広い視野を確保するポジションにいる必要があります。
例えばボールが蹴られる前に相手を、抑えたり、押したり、倒したりした場合はどうなるか。
ボールが蹴られる前なのでインプレーになっていませんですから、仮に守備側競技者が反則をそのような行為を起こしたとしても、ファウルとはなりません。したがって、PKにはなりません。
しかしこれが、反スポーツ的行為などに該当する行為であれば警告をしなければなりません。
このようなケースのことが、アウトオブプレーの時の反則に書いてありますので、参考にしてください。
少年の試合の審判ではコーナーキック時にキックするプレーヤーばかりに目がいきがちです。
先日のエントリーにも書きましたが相手競技者が規定の距離の中にいないか。
ペナルティーエリア内で接触や争いなどがないか。
これらは十分気をつける必要があり、必ず、注意を与えます。
またコーナーキックのプレイの予測として、ゴールポストやバーから跳ね返ったボールを、
コーナーキックを蹴った競技者が直接、他の競技者が触れる前に再び触れていないかなどを頭にいれておきます。
コーナーキックでもこれは二度蹴りになり、間接フリーキックです。少年の試合では時々おきます。
それとよくあることで、ショートコーナーでのオフサイドです。
ボールをちょびっと蹴って、その競技者が蹴ったあとその場からあまり動かない場合で、競技者に再びパスがくればオフサイドの可能性は高くなります。
ユース年代のトーナメント試合では、1点差などで、終了間際やアディショナルタイムで、コーナーキックを得た時、ショートコーナーで、コーナー近くで体でボールをカバーし、時間を使うことがあります。
これは遅延行為とかにはならない正当なプレーです。------試合の面白さは別としてですが。
この時も、ボールは蹴られるだけで、インプレーになることをお忘れなく。コーナーアークから出なくてもです。相手競技者が、9.15、少年でしたら、アークの外から7m離れていることを監視します。
コーナーアークが、1mですので、フィールドの外に任意のマークがなければ。コーナーから8mのアークがあることを想定して、その範囲内に入ってはいないかを見ればいいのです。
コーナーキックが蹴られた後だけでなく、蹴られる前から管理、予測しておく必要があるそういう事例でした。