2011年08月15日

オフサイドの質問


オフサイドに関していただいたご質問

Q。
初めまして、ネットを見て回っていたらこのブログを見つけました。
非常に参考になり、ありがたいです。
ちょっと長くなりますが、先日の試合であった事を質問させて下さい。
AチームがBチームに攻め込み、Bのキーパーがキャッチ。
パントキックに移るまでの間にBチームはディフェンスラインを上げました。
Aチームのオフェンスは、あまり下がらずオフサイドポジションに3人も残ったまま。
ここでキーパーがパントキック。
ボールは大きく飛び、オンサイドにいるAチームの選手がそれをまたBのゴールに向かってダイレクトで蹴り返しました。
蹴り返されたボールは凄く高いフライ玉になり、オフサイドポジションにいたAの3人は見上げながらBのゴールにゆっくり歩き2〜3歩で止まりました。絶対に届かないと思ったのでしょう。
キーパーからの距離は15m程だったと思います。
キーパーはプレッシャーを感じた様子もなく、ゆっくり難なくキャッチしました。
副審はフラッグを上げてませんし、僕もオフサイドの違反にはならないと思いました。
しかしBチームの監督は副審に「危ないからオフサイド取らないとダメだ」と言ったそうです。
僕は後でその話を聞いて、危ないと言う意味がわかりませんでした。
もしキーパーがキャッチミスしてゴールしたら…という意味でしょうか?
僕の解釈では
1.蹴り返した選手はパスではなくシュートしたと思う。
2.オフサイドポジションの選手達はゴール方向に歩いたもののプレイに絡んでいない。
3.キーパーは上記2をプレッシャーと感じていない。

以上の事から、もしゴールしたとしても得点であり、オフサイドの違反は無かったと思います。
いかが思いますでしょうか



ご質問いただいた、内容からすると、質問者のルールの適用でほぼ問題ありませんが、
オフサイドの定義と質問者の「解釈」(使用されている言葉も含め)を正確にもう少し整理する必要があると思います。


1. 2. 3.でいえば、2. 3.がポイントとなります。1のシュートかどうかは違反の直接的な要因ではありません。

基本的にオフサイドポジションにいること自体は違反となりません。これは皆さんご存知でしょう。
2「プレイに絡んでいない」
3「プレーッシャと感じていない」

は競技規則でどういうことになるでしょう。

プレーに干渉する。・・・・味方競技者のパスしたボールにプレーすること。触れること。

相手競技者に干渉する。・・・相手競技者(ゴールキーパーなど)の視線をさえぎる、相手競技者の動きを妨げる、しぐさや動きで惑わす。

その位置にいることよって利益を得る
オフサイドポジションにいて、ゴールポストやクロスバー、相手競技者から跳ね返ってきたボールをプレーする。

上記の3つがオフサイドの定義のポイントです。

質問の内容からすると
2.は「プレーに干渉する」 3.は「相手競技者に干渉する」という定義に関連しそうですね。

2.の「プレーに干渉する」という点では、今回の場合はまったく、それに該当しません。
ですから、オフサイドとはならない。

3.の「相手競技者に干渉する」は、実はゴールキーパーがプレッシャーとして感じるかどうかではなく、視線やプレーをする可能性を妨げらているかどうかです。

「危ないから」・・・・は危険なプレーに関してのですので関係ありません。
・・・ゴールに入ると危ないは、プレーのリスクですよね。(笑)

今回のケースではキーパーがボールを問題なくキャッチしたことで、オフサイドとはなりません。

仮にですが・・・

これがそのまま、ミスキャッチしてゴールに入った。
としても、ゴールは認められます。
視線を遮られたり、惑わされたり、動きを妨げられたりしていないからです。

あくまで今回のプレーヤーの位置関係では「相手競技者に干渉する」が該当するか、しないかでいいと思います。


今回の場合ではゴールに入ったとしても得点となると考えますが、
しかし、それには実は条件があります。

質問内容ではゴールキーパーとオフサイドポジションにいる3人の関係のみ明記されいますが、
ゴールキーパーだけでなく、守備側競技者がゴールに戻るのを妨げることをしていた場合などは
ゴールキーパーがはじいたボールを守備側競技者がゴールするのを防ぐのを邪魔したことにより
オフサイドとして違反を取らなければならない場合があります。

相手競技者に干渉するは・・・ゴールキーパーに限定されているわけではありません。

加えて、
ミスキャッチ後にオフサイドオポジションにいた競技者がこぼれたボールをシュートした。

これは、「相手競技者に干渉する」ではなく、「その位置にいることによって利益を得る」
ということになります。(シュートがゴールに入る、入らないにかかわらず、プレーしたことで)
これもオフサイドということになります。

以上、今回のご質問する回答とさせていただきます。


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posted by zutto4q at 11:23| Comment(5) | オフサイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
丁寧な解説ありがとうございます。
やはりBチームの監督さんが言った事はスルーして正解でした(笑)

オフサイド違反の条件にある「相手競技者に干渉する」については、ついついキーパーばかりに目が行きがちです。
守備側競技者との干渉がなかったか見落とさないように注意します。

ありがとうございました。
また機会があれば質問させていただきたいです、よろしくお願いします。

Posted by 初心者審判パパ at 2011年08月16日 09:58
オフサイドについて質問です。

以前副審をやっていたときに思ったことなんですが、

AチームがBチーム側に攻めていて、Bチームの後ろから2人目の競技者(DF最終ライン)に私はついていました。そこへ、AチームのFW@がドリブル突破し、Bチームの最終DEFを抜き去りました。
この状態でキーパーと1対1になったわけですが、Aチームのもう1人のFWAがBチームの最終DFを追い抜いて後ろからついてきました。順番で言うと、Bチームキーパー、AチームFW@(ボールドリブル)、AチームFWA、BチームDF(DF最終ライン)
この場合、Aチームからしたらキーパーと1対2の状態になったわけで、有利になりました。
そしてキーパーがAチーム@へ向かって飛び出してきたのでAチームAはAチーム@を左から追い抜いて、キーパー、AチームA、Aチーム@(ボールドリブル)、BチームDFの順番になりました。

そこで、Aチーム@がAチームAへパスを出しました。

AチームAはそのままシュートを放ちゴールしました。

このような場面のとき、Aチーム@がBチーム最終DFを抜いてるので、副審がつくべき最終ラインはAチーム@なのでしょうか?
Aチーム@につく場合、オフサイドラインがそこになるのでAチームAが@を追い抜いて、パスをもらった時点でオフサイドなんでしょうか?

それとも、Bチーム最終DFが抜かれても、常にBチーム最終DFについていないといけないんでしょうか?
その場合、AチームAが@を追い抜いていなくて、キーパー、Aチーム@、AチームA、Bチーム最終DFとなっている場合、Aチーム@がAにバックパスを出したとき、AチームAはBチーム最終DFより前にいるのでオフサイドなんでしょうか?

質問長くなってすいません。

用は、AチームAがどの位置でパスをもらったらオフサイドになるかと、
副審は、最終DFが抜かれた場合、誰についていけばいいんですか?

ということです。
Posted by しば at 2011年10月19日 15:20
ご質問、拝見しました。
別エントリーとして、質問文引用させていただき掲載します。
よろしくお願いします。ー
Posted by Zutto4q at 2011年10月19日 17:33
はじめて拝見させて頂きました。
今回気になりましたのでコメントさせて頂きます。

Bチームの監督の「危ないから」とは恐らく、
キーパへの激突、接触の予測に配慮しましょうとの事だと思います。
特に空中のボールの場合には周りを見ずに追ってしまう選手が多いかと。

私はリーグのベテラン審判の方との打ち合わせでこの考え方を聞きました。
以後リーグ戦、FMでは選手の安全も考慮して審判活動しております。
Posted by 少年コーチ&4級 at 2012年01月11日 16:52
少年コーチ&4級 さん
コメントありがとうございます。

コメントをいただいた元の質問の観点は「オフサイド」についてが問題でした。
質問の状況のように15mもはなれ、キーパーへの干渉がないようであればオフサイドとはしないのが通常だと思います。

コメントでいただいた、キーパーへの激突、接触の予測が考えられる距離であれば、相手競技者に干渉するで、オフサイドとする状況と思われます。
要は状況によりジャッジは変わります。

オフサイドに関する元の質問とはずれますが、空中のボールを競り合う時の接触、特に後ろからは軽い接触でも危険ですので、これはやはり配慮が必要です。空中で後ろから少し押した程度でも、ファウルをとるケースが多いですね。
Posted by at 2012年01月11日 17:52
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