2012年06月14日

審判目線でW杯予選観戦2 オーストラリア戦


オーストラリア戦の後、このブログのアクセス数が、またすごい事になっています。

あまりいい事ではないですが、サッカーの審判が注目の的になったのと,
ルールはどうなってんだ。?

っていうことで間接的な要素もあり、このブログのアクセスがまた、急増したのでしょう。
ありがたいですが、ちょっと複雑な気分も。

先日のオーストラリア戦での審判の話題はいくつかありますが、
突出しているのは日本が得点後の後半23分過ぎの内田選手がPKを与えたプレーとアディショナルタイムの本田選手がフリーキックを蹴ろうとした時に試合終了のホイッスルが鳴った事。
この二つの話題が注目となったことから、サッカーの審判関連のキーワードで、沢山検索されたことで、このサイトにアクセスが。

国際審判の評価を4級審判がするのも、おこがましいですが、ちょっとだけ書きます。
審判の名誉もありますし。

まず、内田選手のPKですが、あまり、放送では鮮明な場面がなかったのですが、
ファウルはファウルです。抑えてましたね。厳密にインプレー(コーナーキックが蹴られてボールが移動した時)
の後だったのか、まだアウトオブプレーの時か映像上は定かではありません。
ボールが蹴られる前のアウトオブプレーの時であれば、その時点ではファウルにはなりません。
ファウルはインプレー中の反則でなければ、ファウルとはならないからです。
主審は通常こういう場合はインプレー前に注意を与えます。ファウルでなければ再開は、前の再開方法、今回であればコーナーキックが再開です。
内田選手が後から相手を抑えたことは確かなので、インプレーになっていれば、ペナルティエリア内で、直接フリーキックとなるファウルを犯したので、当然PKです。
ただ、「抑えた」という程度をペナルティーエリアの中で、厳密に取るかということではないでしょうか。
デフェンスファウルをペナルティーエリア内も他のエリア外で起きたファウルも同じようにとっていたら、それこそ小学生でも、やたらとPKだらけの試合になるでしょう。
ある意味、ペナルティーエリアのデフェンスファウルに関しては多少寛容になるということだと。

ですから、今回は、ただただ、ルール上ファウルはファウルで、PKとしたという事でしょう。
残念ですが、日本を勝たせない、見えない力が働いたのも影響したような気がます。
国際試合のアウェイの試合の宿命ではないですか。
アウェイの日本が先制し、かつ、ホームの選手にイエロー2枚で、退場。一人少ない状況でしたので、
主審はーそのジャッジ自体に、自分でプレッシャーをかけたのではないでしょうか?

それほどの環境で、私たちはレフリーをしませんが、
まだいかにも未熟の時は自分のジャッジに試合中、自分で、言い訳やプレッシャーや、次のファウルへの過度な予測などもしていましたから。そのメンタリティーもわかるようにような気もします。

審判技術の違いは当然あるものの、国際審判でも、1級でも、Jリーグでも、4級でも、審判の試合中のメンタリティーは意外と同じようなところにあるのが、人間がする「審判」というものだと思います。

PKとなるペナルティーエリア内でのファウルをしっかり、見よう、そして取ろう。
あの現象はこういうことでしかありません。全く、誤審とは異質なものです。

でなければ、スンナリPKとかにいかず、相当な猛抗議で、それに対してまた、警告とか、ベンチであれば、退席処分とかになることでしょう。誤審レベルではなかったことの背景として見えます。

次にアディショナルタイムで日本がフリーキックを蹴らずに試合終了のホイッスルがなった事。
当然、これも、審判として、全く問題はないことですね。
すでにアディショナルタイムを過ぎて、相応の時間が経過していれば終了は普通ですね。

でも、普通、中々あの場面では終了しませんが、ちょっと時間、かけ過ぎましたね。
すでにアディショナルタイムになって、時間が経ってましたから、終了の笛としては全く正当です。
アウトオブプレーでも、時計はとめてはいませんから。

例えばですが、あれが直接、得点につながるフリーキックの位置ではなく、味方ゾーンの深い位置からのフリーキックであればどうでしょう。終了の笛が鳴っても何も影響ないと思います。
さらに、もし、日本がリードしている状態だったら、どうでしょう。
早く終われば、ということですよね。
もし、それがリードしている状態で、自陣でしたら、逆に蹴るのに過剰な時間をかければ遅延行為で警告です。

そう考えれば、あの終了の笛はごくごく、普通なのですよ。審判的には。
それに加え、日本を勝たせないとする何かが影響すれば、なおさら。

それがW杯や、その予選の国同士の、壮絶な戦いなのですよ。それも含め、サッカーです。
「審判の決定は最終」
posted by zutto4q at 21:41| Comment(2) | 競技規則に書いてある | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このHPを参考にさせていただいています。
審判目線でW杯予選観戦2オーストラリア戦の記述について少し審判としての目線のコメントとしてはちょっと違和感を感じたので投稿させていただきます。全体的に非常によいコメントだったと感服するところです。ただ、最後のコメント「それに加え、日本を勝たせないとする何かが影響すれば、なおさら。」は、推測の域かと思いました。日本としては、そう思うのは当然かと、しかもアウェイであればそう感じて当たり前です。が、審判の目でというポジションで答えるのであれば思っていても控えた方が・・・。と思ったところです。このHPは、非常に参考になることを紹介してくれています。今後も、大変かと思いますが、頑張って続けてください。
Posted by ロートルSレフェリー at 2012年06月17日 20:27
ロートルSレフエリーさん。コメントありがとうございます。
確かに、おっしゃるとおりです。書いているときからちょと??とは思っておりました。 
アウェイ云々というより、そういう審判のメンタリティ底辺の私たちだけでなく、FIFAレベルでもあるのではと思った次第で。
でも、ご指摘通り、この手のコメントは今後慎重に書いていこうと思います。今後ともこのブログよろしくお願いいたします。
Posted by zutto4Q at 2012年06月18日 15:29
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