2013年09月27日

競技規則:オフサイドの解釈

今年の6月にオフサイドの競技規則の改正、その解釈が示されました。

オフサイドはオフサイドポジションにいる競技者が(オフサイドポジションについてはここでは解説しません)下記のいづれかのプレーにかかわった時に罰せられます。

・プレーに干渉する。
・相手競技者に干渉する。
・その位置にいることによって利益を得る。

この中で今回 競技規則で 「相手競技者に干渉する」「その位置にいることによって利益を得る」の解釈が新たな文章追加、修正されました。

相手競技者に干渉するは 従来の表現は視線を遮るは理解しやすいのですが、「しぐさや動きで相手競技者を惑わす、混乱させる」などはちょっと曖昧な表現で具体的な状況としては解りにくいものでした。
今回はそれが・・・相手競技者の視線を遮る、 またはボールへ向かう相手競技者にチャレンジすることによって、相手競技者がボールをプレーするまたはプレーする可能性を妨げることを意味する。
と明記されました。
ですので、オフサイドポジションにいて、プレーに干渉する前に相手競技者と競り合いながらボールに向かう段階で、「相手競技者に干渉する」という状況になったと明確化されました。

また、もっと大きな改正となるのが、
「その位置にいることによって利益を得る」です。

ゴールポストやクロスバーから跳ね返ったボールをオフサイドポジションにいる競技者がプレーする。
相手競技者が意図的にセーブしてはね返ったボールをオフサイドポジションにいる競技者がプレーする。 これらは今までの解釈とほぼ同じです。オフサイドポジションにいて、GKがセーブしてはね返ったボールをプレーすればオフサイドになります。
これに加え、解釈が追加されました。
相手競技者が意図的にプレーした(意図的なセーブは除く)ボールをオフサイドポジションにいる競技者が受けたとしてもその位置にいることによって利益を得たとは判断しない。つまりオフサイドとはならない。と解釈が加えられました。

これはディフェンスがクリアしようとしたキックやヘディングがたとえ思いどおりの結果にならないとしてというのが協会の解説でされています。 クリアのためのキックやヘディングが「意図的にプレーした」ということであり、そのボールがオフサイドポジションにいる方向に行きプレーしてもという事になります。・・・・従来で言えば、意図的ににゴールキーパーにバックパスしたボールをオフサイドポジションにいた競技者がプレーをすることがオフサイドとならなかったのと同じ解釈ではと思われます。
あくまで「意図的にプレーした」がポイントです。 ですので、攻撃側競技者のパスが守備側の競技者に触れただけではやはりオフサイドとなります。「意図的にプレーした」ことにはならないからです。

・・・・実際の競技者ではクリアのための「ヘディング」を意図的にプレーして、それが思いどおりにいかず、ボールが後ろにいくようなケースが圧倒的に増えてくると思います。
プロの試合よりも、アマチュア、特に少年やJrユースなどでは起こる可能性の多いプレーになるでしょうね。
JFAのサイトにも動画で解説されています。
http://www.jfa.or.jp/match/topics/2013/78.html

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posted by zutto4q at 12:16| Comment(15) | オフサイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、いつも勉強させていただいています。
質問です。
フリーキックの時、壁を作った守備側選手に蹴られたボールが当たり後ろにそらした場合、オフサイドポジションにいた攻撃側選手は?

@守備側選手が動かないで立ったままボールをよけずにいてボールが当たった場合。
A守備側選手がジャンプしボールが当たった場合。
B怖くてよけようとしたがボールが当たった場合。

いろいろパターンはあると思いますが、宜しくお願い致します。
Posted by りくのパパ at 2013年09月27日 16:24
コメントを書いた人がたぶんちょっと自分で考えれば@ABともオフサイドかどうかわかるのでは?
Posted by at 2013年09月27日 17:46
りくのパパ さん コメントありがとうございます。
質問ですが、今回の記事の内容で、『意図的にプレーした』という事から言えば、Aのみがその位置にいて利益を得るに該当しないと思います。Bも少し微妙な表現をしてますが、意図的にプレーしたとは見えないのではないでしょうか。私が主審であれば、@Bはオフサイドとして処理します。
Posted by zutto4q at 2013年09月27日 19:10
ありがとうございます。
意図的にプレーしたかどうかの判断ということですね。
今回の改正にはかなり悩まされていましたので、助かりました。
Posted by りくのパパ at 2013年09月27日 22:05
素人4級審判3年目の私のバイブルとしていつも勉強させていただいております。

りくのパパさんのAですが、壁選手のジャンプは意図的なプレーではなく意図的なセーブとして扱えないでしょうか?

同様のケースで攻撃側のシュートやセンタリングに対して身体や足を出してブロックすることも多いと思いますが、これも意図的なセーブとならないでしょうか?

ご意見いただければ幸いです。
Posted by HHパパ at 2013年09月30日 11:38
素人4級審判さんコメントありがとうございます。
セーブは競技規則では「ゴールキーパーが意図的にセーブ」という意味で使われており、他のフィールドプレーヤーはセーブという表現に該当しないと思われます。
AのケースはFKですがインプレー中のプレーとしてJFAのサイトの4番目の動画にある、柏-鹿島 広島-甲府が近い状況ではないかとおもいます。
足をだしてブロックするも微妙だとは思ってましたが、2の動画と同様なので、オフサイドとなるようです。
Posted by zutto4q at 2013年09月30日 12:28
ご返答、ありがとうございます。

壁選手はボールの軌道を見てプレー(ジャンプ)したと判断するとうことですね。ありがとうございます。

壁選手がジャンプしたかどうか、またジャンプした選手にあたったのか、ジャンプしていない選手にあたったのかという判断が必要になるということですね。
かなり意識していても正確にジャッジできるか不安です。

足出しブロックも、プレーではなく当たったという判断をする、意図的という微妙なところを判断しなければならないということですね。

いつもながら、適切なご指導、誠にありがとうございます。
Posted by HHパパ at 2013年09月30日 23:46
4級審判1年目で時々5年生の試合の笛を吹いています。
今回の記事と直接は関係ないかも知れませんが、周りの先輩審判の方たちから「8人制の場合、オフサイドの条件を満たしていても、オフサイドの位置にいたプレーヤーが直接ボールに触れない限りはオフサイドは取らない」と言われています。
ただ口頭で言われているだけで、オフサイドのルールについて大人と子供で違うという根拠が分かりません。果たしてこれは正しいのでしょうか?
Posted by たけパパ at 2013年10月02日 21:48
こんにちは、りくのパパです。

オフサイドについていろいろ調べていると、
セービングであれば、ゴールキーパーによるものでなくても、オフサイドを判断する対象となるという意見があります。

競技規則にも
(A)相手競技者が意図的にセーブして、はね返った、方向が変わってきた、またはプレーしたボールを、既にオフサイドポジションにいる競技者がプレーすること。
となっていまして、ゴールキーパーとはなっていません。

ゴールキーパー以外のフィールドプレーヤーにもセービングという言葉は使うのでしょうか。また、セービングとクリアの違いはなんでしょうか?
Posted by りくのパパ at 2013年10月03日 09:20
いつも審判する上で参考にさせてもらってます。
オフサイドの新解釈について質問させてください。
1. 上の方も質問されてるセービングの意味? DFのセービングはどう判断されるか?
2.プレーするの意味? ジャンプして当たったらプレーで、当たらなければプレーではない?
3.相手がボールを蹴ってきた時に恐がって顔や体を背けてしまった時に体に当たった場合は、意図的なのか意図的ではないのか?

新しい解釈では圧倒的にDF不利、攻撃側有利な気がします。
新解釈を逆手にとって、FW一人を常にオフサイドポジションに置く行為は反スポーツ的行為に該当しないのでしょうか?
少年時代野球をやっていた身ではサッカーのルールが紳士のスポーツ、スポーツマンシップに則ったルールということに感心しておりましたが、今回の解釈は始めて得点優先=商業主義に則ったルール解釈という気がしてなりません。
1サッカーファンとしてちょっと残念です。
Posted by DFの親 at 2013年10月18日 11:08
りくのパパさん DFの親さんコメントありがとうございます。
しばらく不在ですいませんでした。
ご質問ですが。
りくのパパさんのご指摘のようにDFのセーブも含め考えなくてはいけないようですね。
セーブと意図したプレーの解釈ですが・・・
セーブはゴールに向かうボールを防ぐ行為・・・・
意図したプレー(クリア含む)は・・・「防ぐ」以上の意図でボールをコントロールする。(ボールをゴールから遠ざける、クリアする。パスする。)・・・
いづれにしてもセーブなのか意図したプレーなのかの見極め判断が大変になると思います。
特に意図してプレーした結果、その意図どうりにならない場合の判断が厄介ですね。実際の対応としては副審の方には基本的にフラッグアップしてもらい、主審が意図したプレーかどうかを判断するという事で対応してます。
今のところ実際には起きてませんが・・・・
Posted by zutto4q at 2013年10月23日 10:55
りくのパパさん DFの親さんコメントありがとうございます。
しばらく不在ですいませんでした。
ご質問ですが。
りくのパパさんのご指摘のようにDFのセーブも含め考えなくてはいけないようですね。
セーブと意図したプレーの解釈ですが・・・
セーブはゴールに向かうボールを防ぐ行為・・・・
意図したプレー(クリア含む)は・・・「防ぐ」以上の意図でボールをコントロールする。(ボールをゴールから遠ざける、クリアする。パスする。)・・・
いづれにしてもセーブなのか意図したプレーなのかの見極め判断が大変になると思います。
特に意図してプレーした結果、その意図どうりにならない場合の判断が厄介ですね。実際の対応としては副審の方には基本的にフラッグアップしてもらい、主審が意図したプレーかどうかを判断するという事で対応してます。
今のところ実際には起きてませんが・
Posted by zutto4q at 2013年10月23日 11:00
いつも参考にさせていただいています。

自陣中央くらいからのフリーキックから、完全にオフサイドポジションにいた選手にパスが通りました。

ただ、その前に相手選手がパスをカットしようとして、ボールがひざに軽くかする程度のプレーをしました。
ボールの軌道はほとんど変わりませんでした。

私は意図したプレーでボールに触れた、と判断しオフサイドはとりませんでした。

「オフサイドじゃ??」というようなどよめきがベンチからおきました。
確かにベンチからは選手がパスに触ったのはわからない程度のプレーだったと思います。

幸い?得点には至りませんでしたが。。
判断としてはどうだったんでしょうか??

ちなみに1人審判です。
Posted by sck at 2014年07月14日 21:09
sckさんコメントありがとうございます。
ジャッジとしては、オフサイドの昨年の新しい注釈にあった事象ですから、相手競技者が意図的にプレーした結果、オフサイドポジションにいた競技者にボールが渡ったのであれば、オフサイドではありませんね。その位置にいて利益を得るの適用除外のケースです。
ただ、触れた触れないか解らない程のプレーを見極められるか少し疑問です。意図したプレーが周知の状況でないと誤審に見られる事もあるかと。
あくまで私見ですが、この解釈はまた見直しがあるように思います。意図した、しないの判断が非常に難しいからご質問のような状況が発生します。この適用を厳密にしようとすると、場合により、オフサイドを容認してしまう結果になる事が増加してしまうのではないかと思ってます。
Posted by 管理人 at 2014年07月14日 21:30
管理人様

ありがとうございます。

フリーキックでの再会と言うことで、私もオフサイドラインに確実に立っていて、オフサイドポジションの選手3人(汗(小学校低学年なので)に目をやってましたので、傍から見てると??って感じだったと思います。

審判からしか見えない事もあるとは思いますが、私が体験したケースはオフサイドを取った方がよかったのかな?と思いました。
私もたまたまオフサイドについて調べた後の審判だったからか、なぜか取らない方の判断をしちゃいました。

でもいい経験だったかな、と。
Posted by sck at 2014年07月15日 08:58
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