2015年04月06日

決定的得点の機会でファウルから「得点」

このブログのテーマの「少年サッカー」でよく起きるレフリングの事象っていうことで、昨日の市の6年生リーグであったことを例にあげておきます。

20分ハーフの 後半で、リードするAチームがキーパーと2:1の状況を作り、ペナルティーエリアでBチームのGKがゴールに向かってドリブルするAチームの競技者@をトラッピング。ボールは前に転がり、並走していたAチームの球技者Aがシュートでゴールとなりました。

ここで主審・・・・ピーッと笛。 PKマークをさしています。

さて、こういう時どうします。

ん、ん、このままだとペナルティキックを与える事になってしまいます。

状況からして、明らかに「アドバンテージ」です。

こういう時は副審のサポート・助言が必要です。主審を呼ぶ、関心を引く、「アドバンテージ」の意思を伝えることは必須です。
上記の状況のままPKをやったととすると、もし、PKが入らなければ、ファウルをされたAチームの著しい不利益となります。

副審の助言を採用、主審はアドバンテージとして、得点を認めました。
が、しかし、得点後のキックオフですぐ再開してしまいそうに。
副審はレフリーワッペンに手をあて、前半にも行っていた、「懲戒(カード)が必要」ですのジェスチャー。
しかし、主審はブッキングをし、キックオフの笛を。

この場合ですが、「警告」 イエローカードを提示する必要はあると思われます。ちょっと歯切れは悪いですが、それはなぜか?
状況を整理すると 本来ならば、「決定的得点の機会の阻止」に該当するファウルをBチームのGKは犯してしまいました。
ですから、それを適用すれば「退場」レッドカードとなります。しかし、今回は反則が起きた後、アドバンテージが採用され、
決定的得点の機会が阻止された状況から、「得点」となりました。・・・・・

これは競技規則のガイドライン130Pに記載されている「得点、または決定決定的得点の機会の阻止」の項目であろうかと。
アドバンテージを適用しその後、直接得点となった場合、その競技者は退場は命じられないが、警告されることがある。とあります。 

警告される事ことがある。という微妙な記載ですが・・・
上記で状況ではどうかとなると・・・・ 私としては、懲戒は「警告」だと思います。理由は・・・・

ゴールに向かう競技者をPA内でトラッピングして相手を倒したという、ファウルの状況から、
「反スポーツ的行為に対する警告」の例としてガイドラインに書かれている2項目
・相手の大きなチャンスとなる攻撃のじゃまをする、または阻止するという戦術的な目的でファウルを犯す。というジャッジをすると思います。

現象からして決定的得点の機会の阻止ではなくなった事から、「退場」という懲戒ではなくなっていますが、ファウルそのものは反スポーツ的行為を犯しているといえ、「警告」あるのではないでしょうか。

このケースですが、少年の試合でも意外と起こり得る現象だと思います。しっかり競技規則の把握と状況予測をしておき、準備しておきましょう。ー










posted by zutto4q at 12:09| Comment(14) | 反則に対するジャッジ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見してます。
こちらのサイトを見て審判を始めて今では三級審判として審判をエンジョイしています。
さて、今回の事例ではキーパーに対してイエローカードを提示するかの意見を拝見して私の一個人の意見ですが、アドバンテージを採用して得点を認めた時点で一番重い処分に値すると思います。なのでカードは不要と思います。実際にファウルを目視したわけではないので一概には言えませんがファウルプレーに悪意がなければ主審の判定でよろしいかと思います。
Posted by けい at 2015年04月07日 21:33
先程の補足として、GKには口頭による注意は必要ですけど
要はGKのプレーがカード覚悟のプレーかどうかによりますね
Posted by けい at 2015年04月08日 00:10
ファウルに悪意の有無ではなく、状況と競技規則を的確に結びつけジャッジをすることが肝要かと。競技規則にある「不用意な」というファウルであれば「警告」「退場」にはなりませんが、今回のケースは決定的得点の機会の阻止であるファイルを犯したが、その直後にアドバンテージが採用されたのです。ですからファウルの時点ではゴールキーパーは「退場」という懲戒です。アドバンテージによって得点の機会の阻止には結果としてならなかった場合なので、退場にはなりませんが「警告」となるファウルに該当するのか?というそういう視点が必要だということです。
Posted by 管理人 at 2015年04月08日 08:00
早速のコメントありがとうございます
良く解りました!コメント内容が的確で解りやすいです!しかし、一つきになる点は副審がカードのジェスチャーしたとの事。副審の役割りはファウルサポートで有りカードの判断をするは行き過ぎた行動かと!確かに主審の力量に問題が有るかと思いますがそのジェスチャーを選手、ベンチ、サポーターに読み取られたらゲームコントロールに支障を期します。審判団のコミニュケーション不足がかなり想像できます。
Posted by けい at 2015年04月08日 10:48
はじめまして。
先日の市内6年生の貴方の主審を拝見しました。
ファールやカードを出したプレーに対しての意見です。
私はまだ今までに200〜300試合程度の少年サッカーの試合しか見ていませんが、貴方のジャッジが一番厳しいというか、ずば抜けて厳しいと感じました。
ガイドラインに沿っているというのはよくわかりました。
が、世の中のサッカーの試合のほとんどはガイドラインに沿っていないですよね?
子供たちはガイドラインは読んでいません。
指導者もあまり熟読していないでしょう。
基準はテレビのサッカーの試合です。
テレビでは、手はもちろん使うし、ユニフォームも引っ張ってます。
私自身は、過度で危険なプレーは注意しますが、他は特に子供たちに任せています。
先日のカードを受けた子供もおそらく、なぜカードをもらったのか未だに理解していないのでは無いでしょうか?

私はサッカーは軽い格闘技だと思っています。
なので、少々のラフプレーは必要だと思っているので反スポーツ的行為の捕らえ方も違うかもしれません。

今まで見てきた試合でも多少は?というジャッジもありましたが、今回見たものはそれを遥かに凌いでいます。
貴方のジャッジが間違っていると言っているのではなく、他の審判とジャッジの基準が違っているということです。
貴方の基準が正しいのであれば、世の中のジャッジ基準をそちらへ持って行けばそれでよくなると思います。
それが出来ないのであれば、貴方の基準を他の審判と合わせるべきでは無いでしょうか?
そうしないと、子供たちは戸惑います。
審判の一番の目的は、子供たちにサッカーの試合を楽しんでもらうことでは無いのでしょうか?
ガイドラインを守らせることでは無いはずです。
プロでは無いので、大した利益不利益も無いはずです。
試合が終わったときに子供たちが試合を楽しめていれば、それが審判として一番の成功ではないでしょうか。

相変わらずひどい指導者も見かけられましたが、大人が子供たちにサッカーを嫌いにならないように、サッカーを大好きになるような環境を作ってあげたいと切に祈っています。


Posted by たか at 2015年04月08日 22:34
たかさんへ一言

「赤信号も皆で渡れば怖くない」的な発想のコメントにがっかりです。

少年サッカーの審判は、競技規則やガイドラインに沿ってきちんとレフェリングすることが、どこに行っても悔いの残らないプレーを出来る選手を育成することに繋がると私は思います。

たぶん、あなたのような指導者目線の方は沢山いることでしょう!
でも、少々のラフプレーは必要というのは間違っています。
ラフプレーは相手選手を怪我させるおそれのあるプレーです。

「ラフ」ではなく「タフ」なプレーの出来る選手を育成することが今年度のJFAから審判へのテーマ、課題でもあります。

子供達のために・・・という最後の一言があったので、向いている方向は一緒であるように思いますが、アプローチが少し残念に思えます。

ここのサイトは、自信あふれるプレーをどこへ行っても出来る選手を育てるために、正確に競技規則を理解し審判活動することを目指す審判のための情報発信場所であると私は思うので、貴殿のような考えの方は、たとえそう考えているとしてもコメントすべきではないと思います。

あまりにも残念なコメントに、朝から丸一日、憂鬱な気分になってしまったので、申し訳けありませんがコメントを投稿させて頂きました。


もっと、多くの方に審判のことを理解してもらう必要があることをあらためて思う今日このごろです。

失礼しました。
Posted by 審判ビギナー at 2015年04月09日 20:28
はじめまして。
まず決して少年だからと言ってサッカーと言うスポーツに一種だからプロだから四種だからとルールの変更などありません。
敢えてワッペンで言いますがグリーンのワッペンの方々よりブルーワッペンの方々のが自己陶酔されてる方が多く見られます。
一種ではある程度凛としなければならない時もあります。
ただ四種では偉そうに見えたりするのでしょう

しかしカードは四種では特に出すべきと考えます!
ただ四種だからこそ出した後のフォローをすべきと考えてます。
私はグリーンですが四種とは関わりが薄いので吹きませんが四種ではグリーンよりもブルーの方々のが上手くコントロールしてるケースが多々あると思いますので、皆さんでもっと盛り上げ子供達にサッカーを楽しんでもらいましょう。
Posted by 海の子 at 2015年04月09日 21:15
たかさん。コメント、せっかくいただいたのですが、私をご存知であるならば、ぜひ、その場でコミュニケーションを取っていただければありがたいですね。
審判のジャッジの基準に関しては基本的に年代・カテゴリー毎に変えているわけではありません。6年生への警告も、社会人への警告も同様にしてます。「たかさん」が、ご覧になったと思われる先日のイエローなど社会人の試合でカードを出さなければ、ユニフォームを掴まれた、ファウルをやられた方がジャッジに不満をもつような類のファウルです。すべてのカテゴリーで審判をやられるとお分かりになると思います。 (少年はファウルをされた側がファウルだとわからない場合が多いのもそれが原因かと)
たぶん、ジャッジというよりも、警告・カードのだし方などが(懲戒をパブリックにわかるように)、普段4種でやられている審判の方と比較すると、大げさに見えてしまうかもしれませんが、それはジャッジが厳しいのとは異なる視点ですね。出すべきカードは出す。そしてそれを明確に衆知させる。レフリーには必要不可欠なんです。 こっそり、その選手とやられた方にだけわかる、イエローカードの提示ではだめんなんですよ。だから大げさで、ジャッジそのものが厳しく見えてしまうたのではないかと思っています。
少年でむしろ気をつけなければいけないと思うのは審判が「ファウル」を「ファウル」として捉えられないと、選手である子供たちが、それが「ファウル」だと認識しないことです。したがってファウルが多数ある試合で、ジャッジが適正に行われずに、「勝敗が審判で決まる」それが一番、あってはならない事だと考えています。
そのことによって、「か弱い選手」が育つとは思ってません。むしろ競技者として、キチンとルールや反則を理解させ、質の高いプレーができる環境を与えてあげたいと思ってます。
アドバンテージを出来る限り取るのもそのせいなんです。
「ファウルだぞー」と、認識させながら、プレーは継続させ、コントロールする。
たぶんかなり上のカテゴリーの試合をご覧になればどれだけ、アドバンテージがいかに多いか、お分かりになると思います。ファウルを審判は取っているのです。
ガイドラインは選手に対してあるべきものでなく、審判が適正にジャッジするためのガイドラインです。競技規則が基準で、それを具体的にわかりやすくするためにいくつかのケースの例として指針を示しているに過ぎません。

たぶん、ずっと私の基本的なジャッジ・ファウルるの基準自体はかわらないと思いますが、すべての方にその基準を押し付けるつもりはありません。審判としての一定の基準をぶれずに一定に保っていくことが重要と考えています。 誤審には謙虚に反省。ジャッジには自信を持って。それがスタンスですね。 
ファウルがわからなくなる審判であってはなりません。
Posted by 管理人 at 2015年04月10日 18:30
TVはアップ映像で、しかもスローだったりしますからね。
ファールを許容してるのではなく、審判が見逃してるだけでは?
どう考えてもTV映るようなプロの試合の方がジャッジは厳しいというか、審判がきちんとジャッジしてますよね。

私はユニをひっぱったり、体を掴んで引っ張ったりしてマイボールにするプレイは、見てれば必ず笛を吹きます。
あるんですよ、やたら引っ張る、そういうチームが。
そういうチームの選手に対して(ユニを掴んだ)ファールをとると、途端にプレーが消極的になったりします。
普通は許されるチャージもできなくなる。
ちゃんとルールを理解せず、指導されず、ユニを掴んでひっぱてもファールもとられない、そんな環境でプレーしてるとそうなっちゃうんじゃないでしょうか。
Posted by sck at 2015年04月10日 20:29
既に審判は結構な経験ですが、いつもこのブログ参考にさせてもらってます。
いい題材だったので参考にしようと思ってたのですが、コメントが最低な感じだったのでコメントしてしまいた。
たかさんみたいな指導者だと、何試合やっても審判はまともにできない人沢山いるかも。私の周りいも結構います。300試合みてもダメな。人の批判はできるけど、たぶん 言われているファールとれない審判だと思います。取らないいいじゃなくて、取れない。分からない。
このブログはそういうのに役立てようと、みんな見てるはずなのに。基本がはずれって感じ。ジャッジの基準は同じで、どうそれを捉えるか?とういことなのに。 ユニ引っ張んてんのOK って? 。そういうのって、審判はやらないほうがいいんだと思います。ベンチで退席にならないように要注意してほしいもんです。
さらに指導者としての資質にも問題あるような気が。ふつふつ。
Posted by 指導者審判S at 2015年04月10日 22:20
4級審判2年目になります。ブログを参考にさせともらっつます。ところで、今回の事例の場合、もし、得点が入らなかった場合、どうなるんでしょうか?
Posted by じゅんじゅん at 2015年04月14日 17:40
じゅんじゅんさんコメントありがとうございます。
さて、今回の場合はファウルから一連で得点となり、結果としてアドバンテージをとった事になりますので、入っていなければPKを与える事になろうかと。
同じようなケースでよくあるのはコーナーキックです。コーナーキックがされ、ボールインプレーになり、守備側がペナルティーエリア内でファウルし、攻撃側競技者を倒した。しかし、ボールはゴールに入った。
この場合結果としてアドバンテージで得点となります。ゴールに入らなければ、ファウルを適用し、PKを与える事になります。
Posted by 管理人 at 2015年04月15日 09:01
じゅんじゅんさんに便乗ですが・・

例えば上記の状況で、、

・・プレーオンをコールしたが、攻撃側選手がシュートミスでゴールを外す。
PKではない?

・・プレーオンをコールしたが、守備側選手のチャージを受けてシュートが外れる、もしくはシュートを打てずボールを失う。
PKですか?

・・プレーオンをコールし、攻撃側選手がフリーでシュートしたが、守備側選手のナイスブロックにあい外れた。
PKではない?
Posted by sck at 2015年04月15日 09:50
SKCさん いつもお世話になってます。
便乗で、一番むずかしい状況のコメントを要求ですね?(笑)
ペナルティーエリアの中でのアドバンテージの適用は非常に難しい状況ですね。
そもそも、プレーオンをコールするかどうか、少し見極めたほうがいいと思います。
アドバンテージはとってはいたが、次の局面、状況がどうなるかを見極めるですね。プレーオンをコールせず次の局面に写ってしまうのではないかと思われますが。
レフリーが考えていたアドバンテージとならなかった場合は元となったファウルを適用し、PKとする。が基本ですが、シュートをしたこと自体でアドバンテージによる利益を得たとみなせば、PKにはなりません。 
一つのファウルによるアドバンテージで「2つの利益」を得ることにはならないと思います。
ペナルティーエリア内はほんの数秒でアドバンテージよって利益をを得たか、得なかったのかを判断し、いわゆるロールバックによるPKを選定しなければなりませんね。非常に難しいです。
ご質問のファウルがペナルティエリア内のどこで、次のプレーがどこで行われたかによって微妙に変わってくると思いますが、SKCさんの答えに近いのではないでしょうか?
@はアドバンテージによって決定的なシュートのチャンスを作った(利益を得た)のに外した。PKなし。
Aはシュートのチャンスが奪われた。想定の利益が得られなかった。 PK
Bは微妙ですね。シュートをしたという利益は得ていると思われれば、PKはなし。

以上。
次、2級以上の上級レフェリーにも意見を聞いてみますので、しばしの、ご猶予を。
Posted by 管理人 at 2015年04月15日 15:10
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