2017年06月02日

オフサイドの合図のタイミング

主審を題材にした記事はやはり多いのですが、今回は副審です。
それも、副審の最大の役割である「オフサイドの合図」オフサイド時の副審のフラッグアップのタイミングについてです。

まず、試合前の打合せの時などにも交わされる内容で、主審からは
「ゆっくり目で、プレーに干渉、相手競技者に干渉したら、フラッグアップお願いします。」
というような指示があります。

オフサイドのポジションにいるだけでは競技者は罰せられるませんので、

・オフサイドポジションではない競技者がプレーをする可能性、よくいわれる「2列目」のプレーヤーがプレーする可能性

この状況があり、相手競技者に挑んでいいない限り、オフサイドポジションにいた競技者がやはりプレーに干渉するまではフラッグアップを待たなければなりません。

「ウェイト アンド シー」という状況です。

しかし、実際の試合ではオフサイドポジションにいた競技者がボールに触れる、プレーに干渉する前にオフサイドの合図をした方がいいが場合があります。

・オフサイドポジションにいた競技者のみがボールに向かい、明らかにプレーに干渉しようとしている。
・オフサイドポジションにいた競技者がボールをプレーするために相手競技者に挑んでいる。

これに加えて、オフサイドポジションにいた競技者がゴールキーパーや守備側競技者と1対1になり、接触の恐れがある場合などはプレーに干渉する前であっても、早めにフラッグアップするほうがいい場合があります。
競技者を危険な状態から回避させる・・・これは得点の機会の重視以上に重要なポイントだからです。

ボールとオフサイドのポジションにいた競技者、ゴールキーパー 守備側競技者の距離を見極め、早めの判断が必要になります。

2列目からのプレーの可能性がある場合などは難しい状態なる時がありますが、

 オフサイドポジションの競技者のみ 

という場合は「プレーの先を読む」ことが重要となります。

またこれとは別に、オフサイドポジションにいた競技者が動き出したものの、ボールに遠く及ばず、ゴールキックになりそうな時や、ゴールキーパーが安全にボールを確保できそうな場合は当然この限りではありませんので、じっくり旗を上げずにウエイトです。(オフサイドとはならない)
全くプレーに干渉できそうもない、しそうもないのに。「パッツー」とフラッグアップをしてはいけませんね。

こういう場合もですが、オフサイドにいた競技者がまだプレーに干渉しておらず、オフサイドの合図(フラッグアップ)をしないのであれば。副審は当然、タッチラインにステイ(留まって)していてはいけません。オフサイドの反則が成立するまでは今度は「ボール」がオフサイドポジションとなりますので、速やかにポジションを移動し、オフサイドの成立段階で合図をします。

以上
オフサイドの合図一つでも結構難しいものですね。いづれの場合も主審とのアイコンタクト、協調が必須です。
posted by zutto4q at 18:54| Comment(1) | オフサイド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月24日

キックオフのハーフウェイライン越え

先日 「3級審判」さんからコメントいただた内容を題材にして記事を書きたいと思います。

いつも拝見させていただいております。
新ルールのキックオフについて疑問があり質問させてください。
キックオフ時どの方向に蹴ってもOKとなりましたが、後方へ蹴る場合、物理的にはハーフウェイラインを越えて足を振らなければ後方へ蹴り出すのは難しいと思います。ルール上インプレーになるまでハーフウェイラインを越えてはダメですし、問題無いプレーなのは分かっていても、なんだかスッキリしません。片足がラインに掛かっていればOKという意見もありますが、そうなれば他の選手もOKになってしまいますし。自分の見解としては、ハーフウェイラインを越えて地面に体の一部が付いているのはNGで、空中でラインを超えているのはOK。蹴り足がラインを超えていても、軸足がラインを越えていなければ、ボールを蹴る(インプレーになる)瞬間は空中でのみラインを超えている状態なのでOK。この考えだと他の競技者の件も説明がつきます。頭などが空中で超えていても足がラインを超えていなければOK。空中ならばOKというのが自信ありませんが。。。
分かり難い説明で申し訳ありませんが、回答お願いします。
これからも楽しみに拝見させて頂きます。

というコメントでした。

このご質問への応えの前提になるのは「ハーフウェイライン」の扱いがポイントだと思いました。

昨年の競技規則改正で
オフサイド 11.1に明記さてたことを考慮に入れる必要があると思い、コメントを書いたのですが、重要なハーフウェイラインの扱いに関して「誤審」(テレ笑)が一部あったので、改めて記事にいたしました。

追加コメントで 保護者3級さんから

ハーフウェイラインの件ですが、
対比表には、
「日本協会の解説
基本的にハーフウェーラインは、それぞれ相手または自分のハーフに含まれると解釈される。ただし、オフサイドの判断をする場合に限り、どちらのハーフにも含まれない(中立)と解釈する。」
となっています。

というコメントをいただきました。有難うございます。

キックオフはまず、すべての競技者が自分のハーフ内にいなければならない。とう前提があるので「ハーフウェイラインは」どうなの? ということに対してこのコメントです。

「ハーフウェイラインはオフサイドの判断する場合に限りどちらのハーフにも含めまれない。」

それ以外の「基本的には」で・・・相手のハーフでもあり、自分のハーフでもあると解釈される。と解説されています。

キックオフの時はまず、自分のハーフにいなければならない。ハーフウェイラインを踏んでいる事自体は問題ないのですが、ハーフウェイラインを越えてしまうことは認められないということになります。
これを前提に記事を展開していきましょう。



そもそもキックオフを前方に明らかに動かさなければならなかった旧ルールの時、二人以上の競技者がサークルに入り、前方に蹴られたボールをもう一人の競技者がバックパスをしようとしたボールを受ける時、この競技者があきらかにハイウェイラインを越えて位置していることが多かったので


・・・改正時の 競技規則の比較解説ではキックオフの際にボールをいずれの方向にも動かせることになり、攻撃側競技者がボールを受けるために相手競技者のハーフにいるという競技規則で認められない行為を抑制できる。


と記載されいました。キックオフが一人で行えることを想定したのではなく、あくまで前方に蹴らなくてよくなったとの解釈で(二人でキックオフする。ボールを引きインプレーにして、もう一人がバックパス)相手ハーフ内に入らない事を期待した改正だと判断できます。


しかしながら、この意図どうりにはならず、今度は一人の競技者が最初から後方に蹴る意図でハーフェイラインを越えてしまう事をどう捉えるかという問題が出てきたということですね。


これは先程 この記事の前提のハーフウェイラインの扱い方で書いたように、オフサイドの判断以外の基本ではハーフウェイラインは相手のハーフであり、自分のハーフでもあるということであれば・・・。


キックオフをする場合もハーフウェイラインを越えない限りはラインを踏んでいいてもいいということになりますね。


JFAの競技規則改正の解説ビデオでは、キッカーがハーフウェイラインを半分程踏んでいますが・・・ボールを後ろに引いてキックオフするようなプレーをしています。やはりは ハーフウェイラインは超えてはいません。


それと、センターマークに置かれ静止したボールを蹴る場合にはいづれにしても、ハーフェイラインの空間上は足が超えるのはよくあることなので・・・これらも、「正しくキックオフ行う」から逸脱しているかというと全く問題の無いことだと判断できるはずです。


そもそもどの方向に蹴ってもいいのですから前に蹴れば問題はないのですが、ほとんどが後方に蹴られるので、実際には明らかに相手ハーフ内に入ってのキックオフでなければ、認めているのが現状だと思います。


インプレー以前、キックオフの合図の前に、ハーフウェイラインを超えているようであれば注意はした方がいいと思います。明らかに相手ハーフにいることを認めるわけにはいかないと思います。


キックオフ合図の後、自分のハーフ内にいた競技者が体を反転した時などに、一時的、部分的に相手のハーフに入ってしまうことはあると思いますが、著しく&明らかにでなければ、キックオフのやり直しをさせなくてもいいのではと思います。レフリーの裁量範囲ではないでしょうか。


JW杯予選などでもハーフウェイラインはもとよりサークルも踏んでいているケースは多々ありますが、原則どうりやり直しさせるかというとほとんど問題にしない感じです。(インプレー前によほど相手ハーフに入った場合などを除き)本来はNGですが・・・ということですね。 



このキックオフに関連して、昨日の中学生の試合で・・・

キックオフ時一人の選手が、ボールを引いてキックオフ、そしてすぐにそのボールに触れてバックパス。


「ピッツー」その段階で



 他の競技者が触れる前に再びボールに触れるで・・・相手チームに間接フリーキックが。


今回の改正で前方に蹴らなくてよくなったことから、従来(前方に)の正しくキックオフが行われなかった場合のやり直しではなく、「後ろに蹴っても」インプレーになることから、すぐに同じ競技者がボールに触れた場合は相手チームに関節フリーキックとなります。やり直しではありませんので、くれぐれもご注意を。



競技者もまだ、十分な理解が出来ていない段階ですので、主審としては 「正しいキックオフ」を伝えていく役割もあると思います。

posted by zutto4q at 16:02| Comment(4) | 競技規則に書いてある | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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