昨日の新ルールのポイント@の決定的得点の機会の阻止は試合の勝敗を決める重要なポイントですので、競技規則改訂のポイント@としてご紹介しました。
さて、やはりそういう意味で試合結果に大きな影響を及ぼす事で言えば、ポイント@とも関係した 「PK」 ペナルティキックですね。
結論からいうと、今回の改訂ではペナルティーキックを行う際のゴールキーパーの反則
ボールが前方に蹴られ、インプレーになる前にゴールキーパーがゴールラインから前方への動いてしまう。
に関しては厳しい懲戒罰が与えられるということになります。
従来の競技規則でしたら、ペナルティーキックが行われる際に、ゴールキーパーがボールがインプレーになる前にゴールラインから前方に動き キックがゴールとならなかった場合には
「ペナルティーキックのやり直し」という再開方法になっていましたが、
今回の球技規則の改訂では 上記のペナルティーキックのやり直しに加えて
ゴールキーパーに対して、「警告」を与えることになりました。
もちろん、これはペナルティーキックが成功とならなかった場合だけですが・・・
ですから、ボールインプレー前のゴールキーパーの前方への動きを厳しく監視していくと、一度目に「警告」を出しやり直しとなり、二度目のやり直しも同様に「警告」という事が考えられ、一度の「PKの場面」でゴールキーパーが2度の「警告」→「退場」となることも可能性として十分に出てきたということです。
キッカーがペナルティーキックの助走の際に「正当なフェイント」を入れたりする場合にゴールキーパーが我慢しきれずに動き出してしまう事が多い事も念頭にいれるべきですね。
(注:助走後のフェイントはキッカーの反則となり、ゴールの成否にかかわらず「警告」が与えられること。間接フリーキックによる再開。)
ペナルティーキックは決定的得点の機会同様、少年の試合でも頻繁に発生する事象です。
まず、慣れないと、「PK」を取ったことで、安心して、ポイント@の場合の「退場」「警告」の懲戒罰を与えなかった。・・ということがよくあります。さらに、ペナルティーキックが行われる時に、ゴールが決まる事を前提にして万全と監視しているケースも多々あります。
その結果 反則を見逃し
ゴールとしたり、 やり直しをさせなかったりと
レフリーとしては大きな「ミス」を犯してしまう事になってしまいます。
副審はゴールキーパーのゴールラインから前方への動きを監視する。(ポジションもPエリアとゴールラインの交点でしっかりと)主審は両チームのペナルティーエリア、アーク内への侵入の反則を意識して監視する事をもう一度、肝に命じておきましょう。
少年の試合でも、私がレフリーをした場合では侵入の反則はかなりの頻度で起きていた事から実感しています。
試合の結果に大きな影響を及ぼす「ペナルティーキック」ですから、競技規則14条は頭に叩き込んでおかなければなりません。
ちなみにですが、試合の結果を決める「ペナルティーマークからのキック」(以下PMK)でも同様の処置が取られます。
ですから、PMKの際にゴールキーパーが2度めの「警告」を与えられ「退場」となる場合も出てきます。
さて、それによって、また競技規則の改訂が関係してきます。PMKが開始され、途中で PMKを行う競技者の数が変わったしまうという現象です。以前の競技規則ではPMKが開始される時に両チームのPMKに参加する競技者の数をあわせる必要があり、開始された後、競技者の数が減った場合には、合わせる必要がありませんでした。
今回の改訂では・・・PMKが開始された後で、PMKの途中であっても 競技者の数が減った場合には主審はそれを両チーム同じに合わせなければならなくなっています。 このあたりも14条と同様に重要ですので、改訂があった事を意識しておいてください。
posted by zutto4q at 11:07|
Comment(5)
|
ルール改訂
|

|
こちらの解説はとてもしっかりされていて、大変参考にさせていただいております。
PKの進め方で質問させて下さい。
・キッカーが助走中に(ボールに足が届く距離より手前で)一旦止まり、二、三歩後ずさりしてからまた前に進んでキックするのは違反ですか?
練習試合を見学しているときに上記の状況が起きましたが、主審の方は特に何も処置は取らずそのままPKを進めました。(他に違反は無くゴールが決まり得点となりました。)
3年前に私が4級審判取得の講習会で聞いた話では「PKは助走を開始してからキックするまで一連の流れで行わなければならない」(完全に停止しなければスピードの強弱は可、後戻りは不可)という説明を受けた記憶があるので、上記のケースはキッカーの違反だと判断したのですが、改めてルールブックを調べてもそのような記載は無く、悩んでおります。
もし違反であるならば、再開方法も教えていただけますでしょうか。(ゴールに入った場合はキックのやり直し、ゴールに入らなかった場合は間接フリーキック、と考えておりますが・・・)
宜しくお願い致します。
宜しくお願いします。
コメントありがとうございます。
このPKですが、結論からいうとゴールキックで問題ないです。
このプレーは「反則を犯す」行為ではないと思います。
普通にボールが前に蹴られてインプレーになった後にキッカーの味方競技者がボールにプレーしたわけですから・・・
キックされたボールがポストやバーに当たり跳ね返ったボールをキッカーの味方競技者がプレーするのと同じということです。
PK時のキッカーの不正なフェイントがあった場合について、教えてください。
2011年07月08日の記事では、キッカーを警告のうえ、ゴール→ペナルティキックのやり直し、ノーゴール→守備側の間接フリーキックとありますが、今回の記事では、(ゴールの成否にかかわらず「警告」が与えられること。間接フリーキックによる再開)となっています。これは、ゴールの成否にかかわらず、キックのやり直しは無く、ゴールしていた場合でも得点は認めず、守備側の間接フリーキックで再開するということでしょうか。
このエントリーへのコメントですが、この記事自体も既に 2017 18の競技規則改訂があってからは 「新」ではなくなってしまいました。 競技規則は毎年変わってしまいますので、大変ですね。
16.17のの競技規則改訂の内容です。
ボールが後方に蹴られる。
特定されたキッカー以外の味方競技者がキックを行う。
助走完了後の不正なフェイント
以上はゴールに入る入らないにかかわらず 間接フリーキックとなることになっております。
競技規則ご確認いただければと。